在日韓人歴史資料館特別企画展
連続写真展「在日・日本で老いて」

開設3年目を迎えた在日韓人歴史資料館ではより多くの人々と共に「在日」を語り、見つめるため、4人の写真家による連続写真展を開催いたします。
場所:2階展示室(10時〜18時、日曜・月曜日は休館)

●出展者と展示期間

@徐(ソ)英一(ヨンイル)写真展
2008年1月5日(土)〜2月1日(金)
テーマ:「在日同胞一世」
*1月19日(土)13時〜15時
歴史資料館新年会(徐英一さん・姜徳相館長との懇談会)
(参加費:1,000円[会員800円]・昼食付)
プロフィール:1949年、韓国・全羅北道生まれ。1997年東京綜合写真専門学校卒業、1999年東京綜合写真専門学校研究科卒業。1998年から東京とソウルで写真展を開催(7回)。2005年に韓国で写真集「写真で帰ってきた在日同胞一世」を出版。

A菊池和子写真展
2008年2月2日(土)〜3月22日(土)
テーマ:「チマ・チョゴリの詩がきこえる」
*2月2日(土)14時〜16時
菊池和子さん講師の「土曜セミナー」
「カメラを通して知った在日一世の哀歓」
(参加費:1,000円[会員800円])
プロフィール:1945年、中国生まれ。1968年から2000年まで東京都公立小学校教諭。94年より現代写真研究所で写真を学ぶ。写真集「しんちゃん」(2001年草土文化)、写真集「チマ・チョゴリの詩がきこえる」(2005年小学館)、「釜山できく元在日の詩」(2007年かもがわ出版)などを出版。日本と韓国で写真展を開催(7回)。現在はポルトガル在住。

B「(ペ)昭(ソ)写真展
2008年3月25日(火)〜5月17日(土)
テーマ:「過去を問う」
*4月26日(土)15時〜16時30分
「昭さんを囲んでの茶話会
(参加費:500円[会員400円])
プロフィール:1956年、福岡県生まれ。フォト・ジャーナリストとして「朝日新聞」「東京人」「週刊新潮」「週刊文春」などを中心に、日本の国際化をテーマとした作品を発表。「鎖国ニッポンが多民族国家になる日」で第28回平凡社準太陽賞を受賞。「不滅の『役人天国』」(2005年光文社)、「となりの神さま」(2007年扶桑社)などを出版。

C山口勲写真展
2008年5月20日(火)〜6月28日(土)
テーマ:「アリラン峠」
*5月24日(土)15時〜16時30分
山口勲さんを囲んでの茶話会
(参加費:500円[会員400円])
プロフィール:1937年、福岡県生まれ。高校卒業後1957年から日炭高松炭鉱で働く。1965年、従軍カメラマンとしてベトナムに渡り、戦火の中の民衆を取材。2004年、初の写真展。2006年に写真集「ボタ山のあるぼくの町」(海鳥社)を出版。

*準備の関係上、新年会・茶話会参加希望者は事前にご連絡下さい。


 在日韓人歴史資料館では館長のコレクションである幕末、明治時代の錦絵の展示会を高麗博物館(新宿区・宋富子館長)と共催することになりました。

 錦絵は極彩色の美しさで幕末明治の日本人の心をとらえた絵画であります。その錦絵は風景画、美人画、春画にとどまらず、原始新聞として世相のうつろいも伝えました。

 在日韓人歴史資料館館長の姜徳相は日韓関係史研究の傍ら約40年間、錦絵作家が隣国朝鮮や中国を画題にした作品を蒐集してきました。その数は300点に及びます。今回初公開の「錦絵展」ではコレクションの中から約120点を展示します。コレクションは脱亜入欧の傾向を強める幕末明治の日本の動向を錦絵作家たちが鋭敏にかぎ取り、排外、宣伝の一翼を担った作品群です。神功皇后、豊臣秀吉の朝鮮征伐、「征韓論」から日清戦争、日露戦争(韓国植民地化戦争)の全課程を通し、朝鮮を踏み台にした栄光の明治像が見えるはずです。

教科書問題の原点・錦絵から見た幕末、明治の東アジア観
−姜徳相コレクション展−

日時と場所
(第1次)2007年10月27日(土)〜11月4日(日)10:30〜17:00(最終日は15時)
MINDANホール(韓国中央会館8階・当歴史資料館となり)
*姜徳相の錦絵解説と茶話会(800円)
10月28日 15:00〜

(第2次)2007年11月7日(水)〜11月25日(日)15日間
高麗博物館(新宿区大久保1-12-1 第2韓国広場ビル7階)
12:00〜17:00(月、火 休館)
*姜徳相の記念講演(1000円)
11月10日(土)14:00〜

主催
在日韓人歴史資料館、高麗博物館

後援
在日本大韓民国民団、在日同胞親睦会、日朝協会東京都連合会、岩波書店

入館料
400円(小・中学生無料、高・大学生 200円)

問い合わせ
在日韓人歴史資料館
03-3457-1088、050-3580-0587
高麗博物館
03-5272-3510


新生「在日韓人歴史資料館」お披露目
「金漢相文庫」開設も

  展示資料を倍増して全面リニューアルされた在日韓人歴史資料館(鄭進理事長、姜徳相館長)で6月30日、お披露目の茶話会が開かれた。会場テラスは招待客ら60人余りでにぎわった。資料室では約1000冊にのぼる「金漢相文庫」の開設式も同時に行われた。

  姜館長は「開館から1年半足らずで『麻布の新名所』として誇れる資料館に成長した。これからも第3次リニューアルに向けて資料の寄贈を」と呼びかけた。また、黄迎満副理事長も「在日3,4世の教育の場として活用してほしい」と期待の言葉を述べた。

  「金漢相文庫」には韓半島について日本語で書かれた一次資料が多数含まれている。足立区内の開業医、金漢相氏が資料館に寄贈した。韓半島全土を邑単位まで収録した5万分の1という精度の高い地図は考古学研究には欠かせないものとされ、発刊当時は200冊の限定出版だった。姜館長によれば、現在では手に入らないものだという。

  金さんは「一介の医師にすぎない私としてはずいぶん出しゃばったことをしたものだ。大学の同窓である姜館長との信頼関係から資料館に寄贈した」と語っていた。

 
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